頷き返す
うなずきかえす
動詞
標準
文例 · 用例
向ふもそれに対へて、いたはるやうな眼ざしで頷き返すのである。
— 神西清 『灰色の眼の女』 青空文庫
眼に言外のものをいわせて頷き返す。
— あしかが帖 『私本太平記』 青空文庫
――碓氷峠以来何年ぶりかであきらかに見る仇の姿――重蔵は思わずあッと出る声を押えて、千浪にうなずき返すや否、無言のままタッタと後を尾行だした。
— 吉川英治 『剣難女難』 青空文庫
私は素なほにうなづき返す。
— 神西清 『恢復期』 青空文庫
ついうっかり槇氏も頷きかえすと、「あなたはたしか山田さんではありませんでしたか」などと人ちがいのことがあるのです。
— 原民喜 『廃墟から』 青空文庫