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火焔太鼓

かえんだいこ
名詞
1
標準
dadaiko drum (decorated with flames)
文例 · 用例
「私はね、 あの火焔太鼓や箏なんかがどうしてもいいと思いますよ、 あの何となし好い色の叩いて見た――あい形をしたのをねえ、 美くしい稚子がその前に座って舞楽を奏した時代がしのばれますよ、 あの時代には御飯なんか喰べずとも生きて居られた様にさえ思えますねえ。
宮本百合子 蛋白石 青空文庫
前方には、竹帙形に編んだ礼盤が二座、その左端に火焔太鼓が一基、その根元に笙が一つ転がっている。
小栗虫太郎 夢殿殺人事件 青空文庫
法水は、他からもそれと判る失望の色を泛べて、それから悠ったりと室内を歩き始めたが、やがて火焔太鼓の背後の壁に、一つの孔を見付けて盤得尼に問うた。
小栗虫太郎 夢殿殺人事件 青空文庫
礼盤の右手は浄善、左手の火焔太鼓に寄った方が推摩居士の座になって居りまして、つまり、推摩居士に現われる竜樹の御言葉を、書院の中にある管の端から聴くので御座います。
小栗虫太郎 夢殿殺人事件 青空文庫
そうすると、扉を出ると同時に笙が鳴り始めたけれども、火焔太鼓の音は聴こえず、その笙も二、三分鳴り続けたのみで、その後は一時十五分に、智凡尼が変事を発見するまで、物音一つしなかったと云うのである。
小栗虫太郎 夢殿殺人事件 青空文庫
二、火焔太鼓の秘密 盤得尼が去ってから、尚も三階の一劃を調べたけれども、そこには何一つ発見されなかった。
小栗虫太郎 夢殿殺人事件 青空文庫
案の状、その思い付きからして火焔太鼓を調べて見ると、果して其処に、三つ針穴程の孔が明いていた。
小栗虫太郎 夢殿殺人事件 青空文庫
つまり、格子戸の桝目に映った火焔太鼓の楕円形が、玉幡の円孔の現滅につれて、或は孔雀の輪羽のように見えたり、また円孔が現われない時には、その二つ三つだけが残ったりして、結局推摩居士に、そう云う錯視を起させたに違いないのだよ」 検事は聴くだけでも相当疲労を覚えたらしく、彼は夢の中のような声を出した。
小栗虫太郎 夢殿殺人事件 青空文庫
作例 · 標準
祭りのクライマックスでは、勇壮な火焔太鼓の音が夜空に響き渡った。
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舞台中央に据えられた巨大な火焔太鼓は、観客の目を惹きつけた。
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彼は長年、神社の火焔太鼓を叩く役目を務めている。
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