釜煎り
かまいり
名詞
標準
boiling to death (punishment during the Warring States period)
文例 · 用例
我國では釜煎りは石川五右衞門によつて名高いが、支那では狐でも知つてゐるし、その化かしかたも深刻であるのと、この狐の群と樹の上の男とをこのまま一幕ものにしても面白いと考へながらねむりについたので、こんな戲話を書くよすがとなつたものと見える。
— 長谷川時雨 『春宵戲語』 青空文庫
書き物の「石川五右衛門」で、茶の宗匠になつてゐる隠れがの五右衛門を見たが、彼の得意だつた葛籠抜けや、釜煎りの五右衛門よりは、性根をよく表現して、こんな名人が世にあらうかと思はせた。
— 折口信夫 『春永話』 青空文庫
誠や後年本朝における三大盗の一人として、太閤秀吉を桃山城の、寝所に刺さんと忍び入り、見現わされて捕えられ、三条河原に引き出され、日本に珍らしい酷刑の釜煎りの刑に処せられて、醜名を千載に残したほどの、兇悪の姿さながらである。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
」「たとえ牛裂きにされようとも」「まして炮烙の刑なんど……」「釜煎りさえも恐れぬ身じゃ!
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
いいなの花月夜なので、おじぞうさんも、ぼくたちのかくれんぼの、なかまいりをしてるんだな?
— 槇本楠郎 『月夜のかくれんぼ』 青空文庫
しかし彼女に会う機会はなかなかまいりませんでした。
— 大倉※子 『鉄の処女』 青空文庫
」「そうすると やはり ぼうさんの なかまいりを したのでしょう。
— 五十公野清一 『一休さん』 青空文庫
では私もお言葉に甘えまして明朝八時までには必ず帰ってまいりますが、そういたしますると奥様お帰りまではお邸の中は、旦那様お一人ということになりますから、もしまた裏門の方からでも誰かまいりますとお困りでございましょう。
— 橘外男 『陰獣トリステサ』 青空文庫
作例 · 標準
戦国時代、釜煎りは恐ろしい刑罰として知られていた。
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歴史書には、裏切り者が釜煎りに処せられたという記述がある。
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敵将は捕らえられ、見せしめとして釜煎りの刑に処された。
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城主は、罪人への釜煎りを命じ、領民を震え上がらせた。
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