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藩札

はんさつ
名詞
1
標準
paper money issued by a feudal domain
文例 · 用例
よく坐しきあてに墨磨り唐やうの画をたしなみと書を楽しみと田のそなた堀に柳のしだれたる離家の※に老いていましき藩札藩札は赭き紙ぎれ、皺に寂び黴くさき札、うち廃り忘られし屑、うち束ね山と積めども、用も無し邪魔ふさげぞと、放られてあはれや朽ちぬ。
北原白秋 夢殿 青空文庫
虚偽とは過去の真理であり、今は通用せぬ藩札の類である。
芥川龍之介 澄江堂雑記 青空文庫
それは藩札をつきつけながら、金貨に換へろと云ふのと変りはない。
芥川龍之介 澄江堂雑記 青空文庫
是れは例の雑物|売払のとき道具屋が直を付けて丼二つ三分と云うその三分とは中津の藩札で銭にすれば十八|文のことだ。
福翁自伝 福翁自伝 青空文庫
聞いて見ると今の平均禄では、家内の喰う事がやっとである、そこで、東京から帰っている弟の大之丞にせめては洋学の修業を継続させたいと思って、幸まだ旧藩以来の先生が居るから、そこへ通わせる、月謝が月々旧藩札五十匁(今の二十五銭)要る、それをこの賃仕事でこしらえるのだといった。
内藤鳴雪 鳴雪自叙伝 青空文庫
なんでも給料は一ヶ月旧藩札百匁(今の五十銭位)であったろう。
内藤鳴雪 鳴雪自叙伝 青空文庫
宮内省にも出入し、當時諸大名の藩札の原版は多く嘉平の彫刀に成つたと謂はれる。
徳永直 光をかかぐる人々 青空文庫
徳川期になつて硬貨の贋造が益々|夥しく、藩札の僞造がまた相當にあつたらしく、更に明治以後の贋造については、古錢と貨幣の研究で有名な、山鹿義教氏が、『贋造通貨』といふ大著まで書いて居ります。
贋金 錢形平次捕物控 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代には、各藩が藩札を発行していた。
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藩札は、その藩の経済力によって価値が変動した。
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彼は古銭収集家で、珍しい藩札を見つけては喜んでいた。
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