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かん
接尾辞
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標準
文例 · 用例
そして舞台の支那兵たちに、蜜や南京豆の皮を投げつけた。
萩原朔太郎 日清戦争異聞(原田重吉の夢) 青空文庫
やがても密の如き夕陽、欄干にこぼれたり。
亡き児文也の霊に捧ぐ 在りし日の歌 青空文庫
一度も小学から私の不可ないことを知らせた手紙が来た時なぞ、父はそれを仏壇にのせて泣いた後、取りあへず手近にあつた六百円を出して、私にアメリカに蜜揉ぎにでも行けと言つたことがあつた。
中原中也 その頃の生活 青空文庫
その雨の中を漂ひながらいつだか消えてなくなつた、あの乳白の※嚢たち……今や黒い冬の夜をこめどしやぶりの雨が降つてゐて、わが母上の帯締めも雨水に流れ、潰れてしまひ、人の情けのかずかずも竟に蜜の色のみだつた?
中原中也 山羊の歌 青空文庫
私を信頼しきつて、安心しきつてかの女の心は蜜の色にそのやさしさは氾濫するなく、かといつて鹿のやうに縮かむこともありませんでした私はすべての用件を忘れこの時ばかりはゆるやかに時間を熟読|翫味しました。
中原中也 山羊の歌 青空文庫
私の登った北米のフッド火山は、大なる氷河が幾筋となく山頂から流れているにもかかわらず、麓の高原は乾き切って、砂埃とゴロタ石の間に栽培した橘類の樹木が、疎らに立っているばかり。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
午後の三時頃で、冬の日が、お庭の芝生にやわらかく当っていて、芝生から石段を降りつくしたあたりに小さいお池があり、梅の木がたくさんあって、お庭の下には蜜畑がひろがり、それから村道があって、その向うは水田で、それからずっと向うに松林があって、その松林の向うに、海が見える。
太宰治 斜陽 青空文庫
お蜜のジュースも、口が荒れて、しみて、飲めないとおっしゃった。
太宰治 斜陽 青空文庫