掛け構い
かけかまい
名詞
標準
worry
文例 · 用例
仏の前で掛け構い無しにこんなことを云っても、誰もそれを咎める者もないほどに、不運なおまきは近所の人達の同情をうしなっていた。
— 猫騒動 『半七捕物帳』 青空文庫
かけかまいなしで、電話の仮声まじりか何かで、(やあ、和尚さん、梅の青葉から、湯気の中へ糸を引くのが、月影に光って見える、蜘蛛が下りた、) と大気※じゃ。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
あの音もさ、面白可笑く、こっちも見物に参る気でもござると、じっと落着いてはいられないほど、浮いたものでありますが、さてこう、かけかまいなしに、遠ざかっておりますと、世を一ツ隔てたように、寂しい、陰気な、妙な心地がいたすではありませんか。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
この篇の作者は、別懇の間柄だから、かけかまいのない処を言おう。
— 泉鏡花 『燈明之巻』 青空文庫
家へ帰るならさっさと帰らっせえよ、俺にかけかまいはちっともねえ。
— 泉鏡花 『葛飾砂子』 青空文庫
人見知をせず、年は若し、かけかまいのない女であるから、癇癪が高ぶって血も逆らんとする、若い品の良いのを見て嬉しくッて耐らず、様子を悟って声を懸けた。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
そうして、もともとが気晴らしの遊びであるから、女に情夫があろうが亭主があろうが、別にかけかまいはないようなものであるが、こっちもそのつもりで腹を締めて掛からないと、飛んだ馬鹿を見ることにもなる。
— 岡本綺堂 『籠釣瓶』 青空文庫
夕餉前のわずかな時間を惜しんで、釣瓶落としに暮れてゆく日ざしの下を、彼らはわめきたてる蝙蝠の群れのように、ひらひらと通行人にかけかまいなく飛びちがえていた。
— 有島武郎 『卑怯者』 青空文庫
作例 · 標準
遠方に住む家族の掛け構いが絶えない。
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親はいつまでも子どものことを掛け構うものだ。
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大切な友人が病気と聞き、彼のことを掛け構っている。
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標準
relationship
作例 · 標準
あの二人の間には、深くて長い掛け構いがある。
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昔からの掛け構いを大切にするのが彼の流儀だ。
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地域の人々との掛け構いが、この店の信用を築いている。
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