木櫛
きぐし
名詞
標準
文例 · 用例
」「へへっ、頭は木櫛ばかり、懐中は、びた銭、御倹約令で、掏摸は、上ったりでさあ」「押込なんぞしたら?
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
さてこゝを去て例の細道をたどり、高にのぼり低に下り、よほどの途をへてやうやく三倉村にいたれり、こゝには人家三|軒あり、今朝見玉村より用意したる弁当をひらかばやとあるいへに入りしに、老女ようちなつた*6といひつゝ木の盤の上に長き草をおきて木櫛のやうなるものにて掻て解分るさま也。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫