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貞順

ていじゅん
名詞
1
標準
文例 · 用例
誰もかも再会に懐しむ、あの貞順な奥さんも昔の喜びに笑ひいでる。
中原中也 秋の日曜 青空文庫
曽子は温良貞順の性質で、日頃からその実際の一々に就いて精察もすれば篤習もし、そして反省もすれば努力もして、之を究め尽そうとしている。
幸田露伴 一貫章義(現代訳) 青空文庫
しかし当時文化十三年の武鑑には雉子橋の吉田法印、本郷菊坂の吉田長禎、両国若松町の吉田快庵、お玉が池の吉田秀伯、三番町の吉田貞順、五番町の吉田策庵があるが、吉田仲禎が無い。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
吟香院浣花梅泉劉公居士、翠雲院蘭室至誠貞順大姉。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
彼は女四書の内訓に出でたりとて屡ば父に聴さるる「五綵服を盛にするも、以つて身の華と為すに足らず、貞順道に率へば、乃ち以つて婦徳を進むべし」の本文に合ひて、かくてこそ始めて色に矜らず、その徳に爽かずとも謂ふべきなれ。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
「何でも山田貞順という名前になっているよ。
金史良 光の中に 青空文庫
言葉の調子や貞順という字づらがおかしいと思って、負傷した瞬間の模様を朝鮮語で訊いてみたが口を噤んで答えないんだよ。
金史良 光の中に 青空文庫
老婆は貞順の無慙な姿を見附けるなり、ふーと息を吐き出して朝鮮語で慨いた。
金史良 光の中に 青空文庫