壊血病
かいけつびょう
名詞
標準
scurvy
文例 · 用例
ヴィタミンだけでは生きて行かれないが、しかしヴィタミンを欠いだ栄養は壊血病を起こし脚気症を誘発する。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
が、なにより困ったのは青果類の欠乏で、そろそろ壊血病の危険が気遣われるようになってきた。
— 有尾人 『人外魔境』 青空文庫
私は、ながらく肉食ばかりしたため壊血病にかかった。
— 有尾人 『人外魔境』 青空文庫
それにしても、この私とてもおなじように痩せ、まして、壊血病になやみながらこの老巨獣を、抱きあげられたことはなんといっても不思議であった。
— 有尾人 『人外魔境』 青空文庫
一七四一年「聖ピヨトル号」に乗じて、地理学者ステツレル、船長グレプニツキーとともに、ベーリング海峡を縦航したるも、十月五日コマンドルスキー群島付近において難破し、十二月八日壊血病にて斃る。
— 小栗虫太郎 『紅毛傾城』 青空文庫
壊血病にかかって、腐敗した腿の上に、見えない眼で、EL DORADORA――とまで書いたそうですが、それなり父の手を、かたく握りしめてあの世に旅立ってしまったのでした。
— 小栗虫太郎 『紅毛傾城』 青空文庫
絶望、発狂、餓死、忍びよる壊血病。
— 小栗虫太郎 『「太平洋漏水孔」漂流記』 青空文庫
宮本壊血病になっていた。
— 一九三六年(昭和十一年) 『日記』 青空文庫