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生憎

あいにく
形容動詞副詞名詞名詞-の形容詞頻度ランク #32509 · 青空 1246
1
標準
unfortunately
文例 · 用例
生憎時計を見ると、かれこれ午後二時に近い、空気も稀薄になり始めて、絶頂まで、遅々たる足取りでは、今夜中にホテルまで、戻り得られるか否かも、覚束ないので、ここから下山することにした。
小島烏水 火と氷のシャスタ山 青空文庫
今年の秋になつて病氣の工合が大分よくなつたし、醫者も許し又すゝめてくれたので、何處かへ試しに行つて見ようと思ふと、生憎なもので時候外れの霖雨がしばらくつゞいて、中々適當な日は來なかつた。
寺田寅彦 寫生紀行 青空文庫
生憎二三日来風邪をひいて居て女中は欠勤して居りました。
岡本かの子 雪の日 青空文庫
姉さんもお歓びでございましたでしょう」「ところが生憎と祭の日だったのでね。
岡本かの子 富士 青空文庫
始めフォーゲルベー島まで船で進み、そこで気球を浮べたが生憎吹雪の風が烈しくてスピツバーゲンに吹き戻された。
寺田寅彦 話の種 青空文庫
少佐夫人は生憎口に一ぱい物を頬張つて噬んでゐる。
DAS FAMILIENFEST 祭日 青空文庫
紀州は一言もいわず、生憎に嘆息もらすは翁なり。
国木田独歩 源おじ 青空文庫
和尚がT「此処には居なくとも御仏の御力を借りて拙僧が」T「必ッとその御方を貴女の眼の前へ御連れします」 おふみ、 「馬鹿々々しい」T「お生憎さま、妾の想ってる御方ァね、和尚さん」T「仏さまが鯱立ちして力んだって、こんなケチなお寺へは来っこないの」 と云い捨てて、廊下へ出ようとする。
山中貞雄 右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法 青空文庫
作例 · 標準
例句