一の腕
いちのうで
名詞
標準
upper arm
文例 · 用例
名月や湖水を渡る七小町 これは芭蕉の句であったろうか――はっきり判らないがこんなことを云いながら、復一の腕は伸びて、秀江の肩にかかった。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
俺が食べるのはこら勝手や」そう言うと、いきなり沼井の手が豹一の腕を掴んだ。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
その知識にしたところで、三国の警察のしくじったことも解決し、欧州一の腕を持つ詐欺師のあらゆる裏を掻いたと言えども、当人の神経衰弱を盛り返すには足りなかったのだ。
— THE REIGATE PUZZLE 『ライギット・パズル』 青空文庫
「柾生さん、すごい絵を描いていたのね」 令子がささやきながら、慶一の腕にからませた右腕を、深くもぐりこませた。
— 第3章 フルサークル、1991年 『45回転の夏』 青空文庫
おれだって、こうなると知ってたわけじゃない」 ねえ、と令子が慶一の腕をひっぱる。
— 第3章 フルサークル、1991年 『45回転の夏』 青空文庫
」「どうしたの」 立ちあがった慶一の腕から、令子の手がすべり落ちた。
— 第3章 フルサークル、1991年 『45回転の夏』 青空文庫
一隊五人の健兒、先頭に立つたのは了輔と云つて村長の長男、背こそ高くないが校内第一の腕白者、成績も亦優等で、ジャコビン黨の内でも最も急進的な、謂はば爆彈派の首領である。
— 石川啄木 『雲は天才である』 青空文庫
一隊五人の健児、先頭に立つたのは了輔と云つて村長の長男、背こそ高くないが校内第一の腕白者、成績も亦優等で、ジヤコビン党の内でも最も急進的な、謂はば爆弾派の首領である。
— 石川啄木 『雲は天才である』 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4