火床
ひどこ
名詞
標準
fire bed
文例 · 用例
炉の火床は幅が広くて深い。
— THE DEVIL IN THE BELFRY 『十三時』 青空文庫
炉の中を見ると、火床の上八尺乃至十尺位の所までは通常の広さになつてゐる。
— THE MURDERS IN THE RUE MORGUE 『病院横町の殺人犯』 青空文庫
また、赤煉瓦造りの火床の棚には、緑地のビロードに金糸のオベリスクを縫ひとつた覆ひをつけたオルゴール・ボツクスが載つて居り、音譜箱には五六種の唱歌の巻譜が残つてゐた。
— 牧野信一 『幽霊の出る宮殿』 青空文庫
」 娘は仕事場の火床に鍋をかけた。
— 牧野信一 『パンアテナイア祭の夢』 青空文庫
」 三人は火床を取り巻いて腰をかけた。
— 牧野信一 『パンアテナイア祭の夢』 青空文庫
オヤと思う間もなく、うしろにあって、パリパリという物を裂くような音が聞えたかと思う途端、火床を開いたようにドッと猛烈な火の手があがり、彼は俄に高熱と呼吸ぐるしさとに締つけられるように感じた。
— 海野十三 『棺桶の花嫁』 青空文庫
今は一草庵異変ともいふべき出来事があつた、湯を沸かしてゐるとき、土瓶の底が抜け、おまけに火床がくづれたのである、縁起のよい事ではない、食へなくなる!
— 種田山頭火 『松山日記』 青空文庫
この火床も火吹竹も私がこしらへたものである。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
作例 · 標準
鍛冶屋の主人が、ふいごで風を送りながら火床の温度を上げている。
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キャンプの夜、火床を囲んで語り合う時間は何物にも代えがたい。
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薪ストーブの火床に残った灰を、専用のスコップで丁寧に取り除く。
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