金時計
きんどけい
名詞
標準
gold watch
文例 · 用例
そして、金鎖、金時計、大洋二百四十元、紙幣三百八十元を強奪された。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
」と驚いた顔をして、ちよつきをがつくりと前屈みに、肱を蟹の手に鯱子張らせて、金時計を撓めながら、「……十一|時十五|分。
— 泉鏡太郎 『銀鼎』 青空文庫
それもかなり残忍な方法で……たとえば私はいろんな事の褒美や何かでおやじから金時計を四ツとプラチナの時計を二個貰っていたが、実物はまだ一度も手にしなかった。
— 夢野久作 『ざんげの塔』 青空文庫
するとそれから二週間位に、鎖と磁石つきの金時計が一個、おやじの名前で送って来た。
— 夢野久作 『ざんげの塔』 青空文庫
金時計をタタキ返して遣ろうかと思ったが、考え直して止した。
— 夢野久作 『ざんげの塔』 青空文庫
」 大森は机の上の黄金時計をのぞいて、「二時四十分か。
— 国木田独歩 『疲労』 青空文庫
昨夕へいげんと両々手を携えて門前を逍遥し、家に帰りて後、始めて秘蔵せし瑞西製の金時計を遺失せしを識りぬ。
— 泉鏡花 『金時計』 青空文庫
かくて日を重ねて、一町四方の雑草は悉く刈り尽し、赤土露出すれども、金時計は影もあらず。
— 泉鏡花 『金時計』 青空文庫
ウィキペディア
金時計(きんどけい)とは、側(ケース)と蓋が金でめっきされた、もしくはそれらが金削り出しで作られた時計のこと。たいていは金の懐中時計を指す。
出典: 金時計 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0