幻辞.com

賓師

ひんし
名詞
1
標準
文例 · 用例
創立のはじめに渡辺方壺を賓師に、後には武居用拙を学頭に、菁莪館の学問を誇ったころの平和な町ではない。
第二部上 夜明け前 青空文庫
弘庵は初松平|隠岐守の儒臣|長野豊山について学び、後に古賀亭の『近世偉人伝』義集第三編には「天保甲午五年土浦侯聘為賓師委以学政。
永井荷風 下谷叢話 青空文庫
」〔天保甲午五年土浦侯聘シテ賓師ト為シ委ヌルニ学政ヲ以テス〕としてある。
永井荷風 下谷叢話 青空文庫
毅堂はそれより三年の後弘化元年某月、その齢二十歳の時、先考の遺命を奉じて伊勢|安濃津に赴き、藤堂家の賓師|猪飼敬所について主として三礼の講義を聴いていたのである。
永井荷風 下谷叢話 青空文庫
ナホ待ツニ賓師ノ礼ヲ以テシ三口糧ヲシテ経ヲ問フ。
永井荷風 下谷叢話 青空文庫
みな江戸屋敷の人間で、江戸からずっと先生を尾狙って来たらしい」「なんのためにさようなことを」「まだそのもとには知るまいが、江戸の老職|吉田玄蕃とわしとの推挙で、県先生をお上の賓師におすすめ申してある。
山本周五郎 夜明けの辻 青空文庫
「それは、ただ県先生を賓師に迎えることに反対するのではなく、御政治向きの反目が根をなしているのだが」「松原どのでございますか」 道之進は大胆に云ってのけた。
山本周五郎 夜明けの辻 青空文庫