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潜り入る

くぐりいる
動詞
1
標準
文例 · 用例
どうしても順々に潜り入るのでなければいけないと決まったのであるが、その順番をきめるのがすこぶるむずかしくなった。
岡本綺堂 鐘ヶ淵 青空文庫
見えるものは、雲と、霧と、その雲と霧の中を清らかな鈴の音と、それから、ひらりひらり閃めく竜蛇の面影―― 自分は山登りは慣れないと言ったお銀様の身の軽いこと――そうして、絶えずそれに引摺られて行く気分のわたし、それでも山へ登る気持はしないで、濡れない海の中を深く潜り入るような感じが不思議です。
胆吹の巻 大菩薩峠 青空文庫
一 敵|先鋒の散兵、間者輩、疾く山へ潜り入ること備うべし。
吉川英治 上杉謙信 青空文庫
替りの品を作って返しても、相手は怒って受け取らず、是非とも元の物をと責めはたるので、已むなく舟に乗って同じ場所に来て水中に潜り入ると、いつの間にか根の島に来てしまった。
柳田国男 海上の道 青空文庫
その東海の底、竜王のすむ水晶宮へも、孫悟空は閉水の法を使って自由に潜り入ることが出来た。
中谷宇吉郎 『西遊記』の夢 青空文庫
昼でさえも薄暗い淵の底に夜中くぐり入るのは、不便でもあり、危険でもある。
岡本綺堂 鐘ヶ淵 青空文庫
その崩れからくぐり入ると壁の際に居られた大師と胸を合せて抱きあわれて了った。
中里介山 法然行伝 青空文庫
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