運び上げる
はこびあげる
動詞-一段
標準
to carry or bring (up)
文例 · 用例
するともう墜された人は息絶ていたし、手前共二人だけでは迚もあのえらい崖の上迄仏様を運び上げる事は出来ませんので、兎に角この事を警察の旦那方に知らせる為に、仕方なくもう一返苦労して崖を登り、町へ飛んで行ったんで御座居ます。
— 大阪圭吉 『花束の虫』 青空文庫
「寝間は二階の二室目です」と彼は答えたが、此の怪我人を二階まで運び上げる訳には行かぬ。
— 黒岩涙香 『幽霊塔』 青空文庫
その入港船のどれもへ、間もなく支那人のしっぷちゃんロン・ウウが、商品鞄と無表情な顔を運び上げるようになった。
— しっぷ・あほうい! 『踊る地平線』 青空文庫
「今時、人のないときは、ちいとのことはこっちで辛棒して働いて行かにゃ仕様がない」 そろそろ肥料が出廻る季節で、組合とは別に今井の店でそんなものがまとめて扱って行けているのは、不便な山奥の部落の連中が、肥料をそこまで運び上げるトラックの運賃は店もちというサービスにひかれてのことであった。
— 宮本百合子 『その年』 青空文庫
彼のいるすぐわきのところに、車井戸のような仕掛けで受付から郵便物だの通信類だのと運び上げるものがあって、それが間断なくギーギーきしッていた。
— 相馬泰三 『六月』 青空文庫
さういふ風の建て方であるから、料理はすべて下から運び上げるのである、入口には絡みつけた常春藤の青い房が垂れてゐた。
— 蒲原有明 『龍土會の記』 青空文庫
」と女中の挨拶に、間もなくこの土地では姉さん株らしい三十近い年増と、二十前後の芸者が現われ、女中の運び上げる料理の皿を卓の上に並べる。
— 永井荷風 『つゆのあとさき』 青空文庫
なにしろ路が狭いうえに家屋の破壊物で塞がれているので、岩肌や石垣をよじ登って瀕死の傷者を次から次と運び上げるのである。
— 永井隆 『長崎の鐘』 青空文庫
作例 · 標準
重い荷物を二階へ運び上げた。
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彼は子供を抱きかかえて、階段を運び上げた。
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引っ越し業者に、大型家具の運び上げを依頼した。
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