年子
としご
名詞
標準
child born within a year of another
文例 · 用例
純情な恋の小唄を好んで口誦む青年子女に訊いてみると恋愛なんか可笑しくって出来ないと言う。
— ――歪んだポーズ 『時代色』 青空文庫
今日の都会の青年子女に就て、気持ちの話になって、はっきり一つの意味の言葉を言切る者は尠い。
— ――歪んだポーズ 『時代色』 青空文庫
頭の上に、はた/\と掌を叩いて、呵々と高笑ひするのを、驚いて見れば、少年子、擧手高揖して曰く、吾去矣。
— 泉鏡太郎 『みつ柏』 青空文庫
その平扁味な処が、恰好よく乗りますから、二つかさねて、お持仏なり、神棚へなり、お祭りになりますと、子の無い方が、いや、もう、年子にお出来なさりますと、申しますので。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
一は二宮流の勤儉貯蓄を中心思想とする消極的のもの、一は現在既に漸く農業そのものに絶望せんとしつつある青年子弟に自覺を促して、それによつて萎靡を極めてゐる農業と、沈滯を來してゐる最小自治區とに新精神を與へんとする積極的のもの。
— 石川啄木 『農村の中等階級』 青空文庫
新青年子もコッチがなぐられるような事は書かないでくれという但書を附けたものであるが、これは但書を附ける方が無理だ。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
◇二女マサ 嘉永五年子十一月六日生る。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
」 小さい手を握って、眼から離して、前へクルリと引き寄せると、きっと準之助氏が一しょだろうと、後を振り返ってみると、白いリネンの服を着た青年子爵が、二、三間後に立っていた。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫