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妄断

もうだん
名詞動詞-サ変
1
標準
reckless decision
文例 · 用例
彼より享くる所の静と、美と、高の感化は、世の毒舌、妄断もうだん)、嘲罵、軽蔑をしてわれらを犯さしめず、われらの楽しき信仰を擾(みだ)るなからしむるを知ればなり。
国木田独歩 小春 青空文庫
これがまた、俳優の油断を生んで、台詞は「記憶し」ていさえすればよい、という妄断を生む結果になったこと。
岸田國士 あるニュウ・フェイスへの手紙 青空文庫
一歩を進めて妄断する事を憚らざれば油画は金髪の婦女と西洋の風景とを描くに適するものといふべし。
永井荷風 江戸芸術論 青空文庫
従来我邦の学者は支那で王孫という草を我がツクバネソウに充てていれど、これは疑もなく妄断であって王孫は決してツクバネソウその者ではなく、これは全く我が日本には産せぬ別の草である。
牧野富太郎 植物記 青空文庫
しかるに、唯物論者は必ずこの説明を聞きて、「一応の道理あるに似たれども、さらに実験に徴することなく、事実に訴うることなく、己の心の中から無理に練り出したるように見えて、いちいちみな空想妄断のごとくに考えらるる」と申しましょう。
井上円了 通俗講義 霊魂不滅論 青空文庫
たといそのことたる、実験に照らすことあたわざるも、いやしくも道理ある以上は、これを妄断とするがごときは、決して受け取ることはできませぬ。
井上円了 通俗講義 霊魂不滅論 青空文庫
ゆえに、唯物論者などが霊魂不滅論を指して空想|妄断なりと評するも、霊魂の本源、実体を発見するにあらざれば、ちかってわれわれの理性に満足を与うることができませぬ。
井上円了 通俗講義 霊魂不滅論 青空文庫
汽車はもうだんだん早くなって、すすきと川と、かはるがはる窓の外から光りました。
宮沢賢治 銀河鉄道の夜 青空文庫
作例 · 標準
「君の勝手な妄断でこの勝負が決まるとは思わないでくれ」
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相手の意図を妄断して行動した結果、修復不可能なトラブルに発展した。
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真実を確かめないまま彼を犯人だと妄断するのは、あまりに危険な行為だ。
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