鉄工業
てっこうぎょう
名詞
標準
文例 · 用例
例えば銀行が沢山の鉄工業者に多大の貸出しをしている場合、自分の利潤から云っても、それ等のもの相互間に競争のあることは望ましいことではない。
— 小林多喜二 『工場細胞』 青空文庫
これでも判るやうに、この地方の鉄工業は中国山脈から出る砂鉄を原料としたもので、今日出雲につたはつてゐるいはゆる「鉄穴ながし」といふ砂鉄採取法と、「たゝら」と称する製鉄法とは、甚だ古風なものであり、しかもその古風な「たゝら」によらなければよい鋼が得られないといふ不思議なやうでもある。
— 田畑修一郎 『出雲鉄と安来節』 青空文庫
もっとも終りの三年間は徴用されて、三河島の日本建鉄工業株式会社に通っていた。
— 小山清 『安い頭』 青空文庫
その後私は徴用になり、三河島の日本建鉄工業株式会社に動員されたが、同じ仲間に経師屋さんがいて、私はその人に頼んで表装してもらった。
— 小山清 『メフィスト』 青空文庫