毳々しい
けばけばしい異読 ケバケバしい
形容詞
標準
gaudy
文例 · 用例
黒い漆地に金文字で書かれた毳々しい看板が、屋根だの軒だのに沢山かけられてゐる。
— 中戸川吉二 『イボタの虫』 青空文庫
――それは、背中の部分がイボイボして、毳々しい緑色で彩られた一寸五分位な、芋虫を剥製にしたやうなものだつた。
— 中戸川吉二 『イボタの虫』 青空文庫
オペラ通りなどで、そんなデリカなショーウインドウとは似てもつかないけばけばしいアメリカの金持ち女などが停ち止って覗いているのなどたまたま眼につく。
— 岡本かの子 『巴里の秋』 青空文庫
殊に四、五人の女たちが、けばけばしい色の着物を着て、向うを歩いていましたし、おまけに雲がだんだんうすくなって日がまっ白に照ってきたからでした。
— 宮沢賢治 『イギリス海岸』 青空文庫
また一般にブロンドの髪のけばけばしい黄金色よりは、黒髪のみどりの方が「いき」の表現に適合性をもっている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
斎藤|豊作氏の「落葉する野辺」など昔見たときは随分けばけばしい生ま生ましいもののような気がしたのに、今日見ると、時の燻しがかかったのか、それとも近頃の絵の強烈な生ま生ましさに馴れたせいか、むしろ非常に落着いたいい気持のするのは妙なものである。
— 寺田寅彦 『二科展院展急行瞥見記』 青空文庫
彼の前には、けばけばしい雜色の衣をきた、夷狄どもが多勢ゐた。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『旗手クリストフ・リルケ抄』 青空文庫
そして、けばけばしい日光の反射が疼くやうに網膜を差すのに眼を細めながら、ひよいとあたりを見※した時、私はお前の病室の窓際の椅子に身を投げ掛けてゐたのだつた。
— 南部修太郎 『疑惑』 青空文庫
作例 · 標準
そのドレスはあまりに毳々しくて、パーティーの主役よりも目立っていた。
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毳々しい色使いの広告が、駅のホームの壁を埋め尽くしている。
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彼女のアクセサリーは、一つ一つは綺麗だが全部付けると毳々しい。
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