痛覚
つうかく
名詞
標準
sense of pain
文例 · 用例
僕はクインケじゃないが、恐怖と失神は頸椎の痛覚なり――と云うのは至言だと思うよ」 乙骨医師は莨の端をグイと噛み締めたが、むしろ驚いたような表情を泛べて、「うん僕だって、ヤンレッグの『|病的衝動行為について』や、ジャネーの『験触野』ぐらいは読んでいるからね。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
時々コッヘルの先で神経繊維をはさむものとみえ、全身の痛覚が一挙に目ざめて、足の爪先がぴんと突っ張る。
— 永井隆 『長崎の鐘』 青空文庫
受傷時の感覚は熱感ではなく瞬間の激しい痛覚で、そのあとにいちじるしい寒冷感と疼痛を訴えた。
— 永井隆 『長崎の鐘』 青空文庫
疾患および死の接近は触覚や身体的痛覚なしに視覚的な症候によってのみ認識された。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『時間からの影』 青空文庫
現在は、痛覚神経の実験をやっているんだ。
— R.U.R. (ROSSUM'S UNIVERSAL ROBOTS) 『RUR――ロッサム世界ロボット製作所』 青空文庫
当人の方はそれほどでなく、気楽そうにうなりながら手当を委せていたのは、痛覚神経が麻痺していたからだろうと、栄介は思う。
— 梅崎春生 『狂い凧』 青空文庫
このような確信は思慮の事実と密接に関連していて、医学経験および痛覚、打撲、刃物または飛び道具で刺すことや、毒物、有毒蒸気、気がつかないうちに身体に入る寄生虫、または異物(石、木片、麦わらまたは骨)の結果としておきる病気、を起こす魔術ができる悪者の中に存在している。
— History of Medicine 『医学の歴史』 青空文庫
作例 · 標準
局所麻酔を打ったことで、一時的に痛覚が失われた。
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生き物にとって痛覚は、体に異常があることを知らせる危険信号である。
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指先は非常に敏感で、わずかな刺激でも鋭い痛覚として感じ取る。
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