頷連
がんれん
名詞
標準
文例 · 用例
律の頷聯「杯来好境巡須速、句対名家成転遅」は印南に対する謙語であらう。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
此の頷聯に「旗亭敲戸携樽至、茶店臨川移榻来」と云つてある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
「歌詠学成仙府調、薬丹伝得杏林方」は蘭軒が贈つた詩の頷聯である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
頷聯の「元知郢国音難和、況復鳳雛毛有文」に父子が称へてあつて、三は冬旭の詩を言ひ、四は其子の書を言ふ。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
茶山の七律は頷聯に「蒲柳幸将齢七十、枌楡猶且路三千」と云ひ、七八に「自笑樵夫寓朱邸、謾班群彦拝新年」と云つてある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
蘭軒の「遙寿長崎遜斎真野翁六十」の詩に、「嚢中碧※伝三世、局裏金丹恵衆民」の頷聯があつて、其下に「老人為施薬所主司」と註してある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
詩の頷聯に、「病脚不趨官路険、微量難敵酒軍長」と云つて、「此日不応雪堂招飲、故第四及之」と題下に自註してある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
蘭軒の律詩には阿部家世子の慶事と孝経刻成の事とが頷聯に用ゐてある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫