一策
いっさく
名詞
標準
idea
文例 · 用例
それの手始めには、例えば風呂場に一本の寒暖計を備えるのも一策である。
— 寺田寅彦 『家庭の人へ』 青空文庫
しかも彼はぬけ目のない一策を案じ出して、ひそかに伊勢屋へ押し掛けて行って、久次郎の母に厳重の掛け合いを申し込んだのであった。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
一策なし、一計なし、純粋に、君のくるしみに、涙ながした。
— ――(生れて、すみません。) 『二十世紀旗手』 青空文庫
けれども君を、このままむなしく帰らせるのも心苦しくて、謂わば、窮余の一策として、こんな貧弱なアルバムを持ち出したというわけだ。
— 太宰治 『小さいアルバム』 青空文庫
あわれな窮余の一策である。
— ―伊馬鵜平君に与える― 『畜犬談』 青空文庫
ひとりの奉行は、一策として、法廷のうしろの障子の蔭にふとった阿蘭陀人をひそませて置いて、シロオテを訊問してみた。
— 太宰治 『地球図』 青空文庫
この時にあたり、私は窮余の一策として、かの安宅の関の故智を思い浮べたのである。
— 太宰治 『服装に就いて』 青空文庫
『此處に唯だ一策があるよ。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
作例 · 標準
危機的状況を打開するため、彼は一策を案じた。
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予算削減という難題に対し、経理部長はいくつもの一策を提案した。
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「このままではまずい。何か一策はないか?」と、会議で皆が頭を悩ませた。
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