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廉恥

れんち
名詞
1
標準
sense of honour (honor)
文例 · 用例
万一わしが卒倒したら、天下は何と視るだらう、わしは単なる破〔廉恥〕のみか卑懦の称さへ受けねばならぬ〔。
宮沢賢治 疑獄元兇 青空文庫
すると太田ミサコは、ソファに片脚あげて、ストッキングを結んだ華美な薔薇の花模様の結び目をゆるめると、「いくら破廉恥でも淫売婦の逢い曳じゃないのよ。
吉行エイスケ 女百貨店 青空文庫
幹太郎は、その時、親爺の破廉恥さ加減に、暫らく唖然とした。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
どうだ、衆目の見る処、貴様は国体のいかんを解さない非義、劣等、怯奴である、国賊である、破廉恥、無気力の人外である。
泉鏡花 海城発電 青空文庫
私は私の過去に犯した大罪を、しらじらしく、小説に組みたてて行くほどの、まだそれほどの破廉恥漢ではない。
太宰治 断崖の錯覚 青空文庫
しかし、私も若干|馬齢を加えるに及び、そのような風変りの位置が、一個の男児としてどのように不面目、破廉恥なものであるかに気づいていたたまらなくなりまして、「こぞの道徳いまいずこ」という題の、多少、分別顔の詩集を出版いたしましたところ、一ぺんで私は完全にダメになりました。
太宰治 男女同権 青空文庫
星光にすかしてこれを見た時、その時自分は全たく夢ではないかと思っただけで、それを自分が届け出るとか、横奪することが破廉恥の極だとか、そういうことを考えることは出来なかった。
国木田独歩 酒中日記 青空文庫
その困難な戰ひを乘り切る爲には、卑屈も、醜陋も、追從も、奸譎も、時としては不道徳的な破廉恥さへも、あへて爲さなければならないのである。
萩原朔太郎 宿命 青空文庫
作例 · 標準
汚職事件を起こした政治家に対し、世間からは廉恥を知れという厳しい声が上がった。
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彼は廉恥を重んじる人物であり、不正な手段で利益を得るようなことは決してしない。
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廉恥を忘れたかのような強引な商法が問題視され、行政指導が入る事態となった。
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