郊原
郊原
名詞
標準
文例 · 用例
北には暗黒なるアルピイの山聳え、南には稍※低き藍色のアペンニノ横はりて、此間を填むるものは、唯だ緑なる郊原のみ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
例へば山嶽、河海、郊原、田野、一も順序ある者なし。
— 正岡子規 『俳諧大要』 青空文庫
晴日一タビ照セバ郊原空シ。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
其時のスケッチに題せる詩に郊原駅路※相連 行望名山隴畝辺試問農夫頷且笑 樹梢遥指浅間巓というのがある。
— 木暮理太郎 『嘉陵紀行』 青空文庫
○ 雪|道 冬の雪は脆なるゆゑ人の蹈固たる跡をゆくはやすけれど、往来の旅人一|宿の夜大雪降ばふみかためたる一|条の雪道雪に埋り途をうしなふゆゑ、郊原にいたりては方位をわかちがたし。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫