弱行
じゃっこう
名詞
標準
weakness in execution
文例 · 用例
上村君なんかは最初、馬鈴薯党で後に牛肉党に変節したのだ、即ち薄志弱行だ、要するに諸君は詩人だ、詩人の堕落したのだ、だから無暗と鼻をぴくぴくさして牛の焦る臭を嗅いで行く、その醜体ったらない!
— 国木田独歩 『牛肉と馬鈴薯』 青空文庫
このような「薄志弱行」はいつまでも私の生涯に付きまとって絶えず私に「損」をさせている。
— 寺田寅彦 『蓄音機』 青空文庫
君みたいな助平ったれの、小心ものの、薄志弱行の徒輩には、醜聞という恰好の方法があるよ。
— 太宰治 『彼は昔の彼ならず』 青空文庫
つまりは僕の薄志弱行のゆえであろう。
— 太宰治 『彼は昔の彼ならず』 青空文庫
私は、弱行の男である。
— 太宰治 『俗天使』 青空文庫
また薄志弱行のぼくは活字にならぬ作品がどんどん殖えて行くとどうしても我慢できず、最初のから破ってしまうので――嘘、嘘。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
ただ薄志弱行だと云われれば、それだけはいたし方がありません。
— 森鴎外 『蛇』 青空文庫
さる薄志弱行の人なればこそ、妾が重井のために無上の恥辱を蒙りたるをば、なかなかに乗ずべき機なりとなし、厭になったら、また善いのを求むべし、これが当世なりとは、さても横に裂けたる口かな。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
作例 · 標準
改革案の骨子は素晴らしいが、既得権益層を前にした実行部隊の弱行が懸念される。
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法律の運用における弱行が続けば、社会のルールそのものが形骸化してしまう恐れがある。
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経営陣の判断が弱行なせいで、不採算部門の整理がいつまで経っても進まない。
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