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見紛う

みまがう異読 みまごう
動詞-五段-ウ行動詞-他動詞多音語
1
標準
to mistake (A for B)
文例 · 用例
」「あれ伯父さん」 と声ふるえて、後ろの巡査に聞こえやせんと、心を置きて振り返れる、眼に映ずるその人は、……夜目にもいかで見紛うべき。
泉鏡花 夜行巡査 青空文庫
廊下の終る処に開戸あり、開けて入れば自から音なく閉じて彼方より顧みれば壁と見紛うばかりなり。
泉鏡花 活人形 青空文庫
こう言う中にも、明さんの母さんが、花の梢と見紛うばかり、雲間を漏れる高楼の、虹の欄干を乗出して、叱りも睨みも遊ばさず、児の可愛さに、鬼とも言わず、私を拝んでいなさいます。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
庭は一隅の梧桐の繁みから次第に暮れて来て、ひょろ松檜葉などに滴る水珠は夕立の後かと見紛うばかりで、その濡色に夕月の光の薄く映ずるのは何とも云えぬすがすがしさを添えている。
幸田露伴 太郎坊 青空文庫
美女ヶ原へ行きますと、十里|南の能登の岬、七里|北に越中立山、背後に加賀が見晴せまして、もうこの節は、霞も霧もかかりませんのに、見紛うようなそれらしい花の梢もござんせぬが、大方この花片は、煩い町方から逃げて来て、遊んでいるのでございましょう。
泉鏡花 薬草取 青空文庫
一目見ても見紛う処はない、お雪が話したそれなんで。
泉鏡花 湯女の魂 青空文庫
眉毛も髪も生前の娘の顔に似せて、その生際の工合や、毛の靡き方などまでも研究し、兎に角、自分ながらも見紛うほど、生前の娘そっくりの人形が出来上ったのであった。
佐左木俊郎 三稜鏡 青空文庫
それから例の娘さんの、受難の地も決して見紛うようなところではなかった。
コナン・ドイル 自転車嬢の危難 青空文庫
作例 · 標準
本物かと見紛うばかりの精巧な模型だ。
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暗闇の中、友人の姿を見紛って別人に話しかけてしまった。
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彼の熱心な努力は、プロかと見紛うほどだった。
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見紛う(みまがう) — 幻辞.com