醒睡
醒睡
名詞
標準
文例 · 用例
田九郎というもの、三日に一度必ず金を糞ともにする馬とて兄をあざむき、五十金に売りし事『醒睡笑』一に出づ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
『醒睡笑』に、海辺の者山家に聟を持ち、蛸と辛螺と蛤を贈りしを、山賤輩何物と知らず村僧に問うと、竜王の陽物、鬼の拳、手頃の礫じゃと教えたとある通り、件の牝猴幼くて捕われ蟹を見た事なき故怖れたのだ。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
『醒睡笑』二に、若衆あり、念者に向いて、今夜の夢に、鶏のひよこを一つ金にて作り、我に給いたるとみたと語ると、我も只今の夢にそのごとくなる物を参らせると、いやといってお返しあったと見た事よとある。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
『醒睡笑』には、越前の朝倉家が相撲の争論から、骨肉相殺すに及んだ次第を述べある。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
『醒睡笑』三に「天に目なしと思い、ヌタナマスを食いぬる処へ旦那来り見付けたれば、ちと物読みたる僧にやありけん、よきみぎりの入堂なるかな、ここに歴劫不思議の法味あり、まず天地の間に七十二候とて時の移るに応じ、物の変り行く奇特を申さん。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
人間白日醒猶睡 人間は白日に醒むるも猶睡るがごとく老子山中睡却醒 老子は山中に睡るも却って醒めたり醒睡両非還両是 醒睡両つながら非 還両つながら是溪雲漠漠水冷冷 溪雲漠漠たり 水|冷冷たり 自警録終
— 新渡戸稲造 『自警録』 青空文庫
三味線は江戸期の初めには、まだ関東の人は名を知らなかったという話が、『醒睡笑』という書にも見えている。
— 野草雑記 『野草雑記・野鳥雑記』 青空文庫
安楽庵策伝の『醒睡笑』は、元和年間に書き上げたという笑話集だが、その中には「祝ひ過ぎるも異なもの」という題で、そのような例が数多く出ている。
— 柳田国男 『こども風土記』 青空文庫