わめき散らす
わめきちらす
動詞-五段-サ行動詞-自動詞
標準
to rant and rave
文例 · 用例
さきほどからの不埒の雑言、これも自分の娘|可愛さのあまりに逆上したのだ、不憫の老人と思い怺えて聞いていたのだが、いよいよ図に乗り、ついには全く気が狂ったか、奇怪な恐ろしい事までわめき散らすので、前後のわきまえも無く短剣引き抜き、突き刺した。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
いい加減につき合って手間賃の分配にあずかろうとしていただけであったのだが、青砥は岸に焚火して赤鬼の如く顔をほてらし、眼をむいて人足どもを監視し、それ左、それ右、とわめき散らすので、どうにも、うるさくてかなわない。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
その位混むと、乗客は次第に人間らしい感覚を失って、自然動物的な感覚になって、浅ましくわめき散らすのだったが、わずかに人間的な感覚といえば、何となくみじめな想いと、そして突如として肚の底からこみ上げて来る得体の知れない何ものかに対する得体の知れぬ怒りであろうか。
— 織田作之助 『昨日・今日・明日』 青空文庫
国際電話をかけるたびに「あそこの国番号は何番だ」とわめき散らす必要ももはやなく、静かにカントリー・コードの一覧表のウインドウを一つ開けば良いではないか、と考えたのである。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
ただ、ぼんやりとわめき散らす。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
いまに、醜猥な言葉をわめき散らすようになれば、美しいマヌエラは死に、ただ見るものの好色をそそるだけになる。
— 有尾人 『人外魔境』 青空文庫
錢形平次の家の格子戸へ、身體ごと拳骨を叩き付けて、お臍のあたりが破けでもしたやうな、變な聲を出してわめき散らすのです。
— 頬の疵 『錢形平次捕物控』 青空文庫
俺は何にも惡いことをしねえよ」 襤褸だらけの裝束をゆすぶり乍ら、大聲にわめき散らすのでした。
— 禁制の賦 『錢形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
子供が欲しいおもちゃを買ってもらえなくて、デパートの真ん中でわめき散らした。
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彼は酒に酔って、周りの客に文句をわめき散らしていた。
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突然の解雇通知に、彼女は感情を抑えきれずに上司に向かってわめき散らした。
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