駅使
えきし異読 うまやづかい・はゆまづかい
名詞
標準
official during the ritsuryō period who was allowed to use the state-provided stables and horses
文例 · 用例
◯わが日は駅使(早馬使、駅丁)よりも迅く、いたずらに過ぎ去りて福祉を見ず、その走ること葦船の如く、物を攫まんとて飛びかける鷲の如し」との悲歎の語が二十五、六節にある、わが日の過ぎ去る事の早きを陸上、水上、空中の最も早き物に比したのである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
こゝに、御伴につかはさえたる王等、聞き歓び、見喜びて、御子をば、檳榔の長穂の宮に坐せまつりて、駅使を貢上りき。
— 折口信夫 『大嘗祭の本義』 青空文庫
その夜――凍りつく筆毛を走らせて、彼は、粟田口の草庵にいる養父の範綱――今ではその俗名を捨てて観真とよぶ養父へ宛てて、書くにも辛い手紙を書き、あくる朝、駅使にたのんで京へ出しておいた。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
革臭い田部の体臭にきんはへきえきしながらも、二晩を田部と広島の旅館で暮した。
— 林芙美子 『晩菊』 青空文庫
それにペトローヴィッチがひろげたがる大風呂敷にはいささかへきえきしていたからでもある。
— ニコライ・ゴーゴリ 『外套』 青空文庫
次に紹介するのは疱瘡神がアイヌ達の陰部の洗汁や悪臭ある植物の煮汁によってへきえきして退散する有様を述べた昔噺である。
— 知里真志保 『性に関するアイヌの習俗』 青空文庫
うちではその点いくらかへきえきしているのですが。
— 一九四二年(昭和十七年) 『獄中への手紙』 青空文庫
作例 · 標準
律令時代、駅使は公文書を携え、馬を乗り継いで都と地方を行き来した。
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重要な情報を伝えるため、駅使は昼夜を問わず駆けたと記録されている。
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駅使が宿泊する際には、各地の駅家で食料や寝具が提供された。
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ウィキペディア
駅使(えきし)とは、古代の日本において、駅馬に乗用することが許された公的な使者。律令諸国に張り巡らせられた駅路を通じて、情報の伝達を行うことを主な使命とした使人のこと。公務による出張で駅馬の利用を許された官人もこれに準じる扱いを受けた。
出典: 駅使 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0