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捕鼠

ほそ
名詞
1
標準
文例 · 用例
穉い堯は捕鼠器に入った鼠を川に漬けに行った。
梶井基次郎 冬の日 青空文庫
木の板の上に鉄のばねを取り付けた捕鼠器もいくつか買って来て仕掛けた。
寺田寅彦 ねずみと猫 青空文庫
いくらねずみでも時代と共に知恵が進んで来るのを、いつまでも同じ旧式の捕鼠器でとろうとするのがいけないのでないかという気もする。
寺田寅彦 ねずみと猫 青空文庫
せっかく仕掛けてある捕鼠器の口が、いかにはいりたいねずみにでもはいれないような位置に押しやられていたり、ふたの落ちたのをそのままに幾日も台所のすみにほうり出してあるのを発見したりするとはなはだ心細いたよりないような気がするのであった。
寺田寅彦 ねずみと猫 青空文庫
もう子ねずみさえもかからなくなってしまった捕鼠器は、ふたの落ちたまま台所の戸棚の上にほうり上げられて、鈎につるした薩摩揚げは干からびたせんべいのようにそりかえっていた。
寺田寅彦 ねずみと猫 青空文庫
農夫が畑にきてみたら、大きな土鼠がまんまと捕鼠器に掛つてゐました。
山村暮鳥 ちるちる・みちる 青空文庫
深夜に、高瀬は妻を呼起して、二人で台所をゴトゴト言わせて、捕鼠器を仕掛けた。
島崎藤村 岩石の間 青空文庫
頡利は盟に背いて擒にせられ、普賛は鵞を鑄って誓を入れ、新羅は繊錦の頌を奏し、天竺は能言の鳥を致し、沈斯は捕鼠の蛇を献じ、払林は曳馬の狗を進め、白鸚鵡は訶陵より来り、夜光珠は林邑より貢し、骨利幹に名馬の納あり、沈婆羅に良酢の献あり。
国枝史郎 岷山の隠士 青空文庫