腰高
こしだか
形容動詞名詞
標準
overbearing
文例 · 用例
「家は腰高の塗骨障子を境にして居間と台所との二間のみなれど竹の濡縁の外には聊かなる小庭ありと覚しく、手水鉢のほとりより竹の板目には蔦をからませ、高く釣りたる棚の上には植木鉢を置きたるに、猶表側の見付を見れば入口の庇、戸袋、板目なぞも狭き処を皆それぞれに意匠して網代、船板、洒竹などを用ゐ云々」。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
そうしたままで清逸は首だけを腰高窓の方に少しふり向けてみた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
白官舎の窓――西洋窓を格子のついた腰高窓に改造した――の多くは死人の眼のように暗かったが、東の端れの三つだけは光っていた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
百姓家とも付かず、店屋とも付かない家で、表には腰高の障子をしめてあった。
— 岡本綺堂 『兜』 青空文庫
そこに腰高障子が入っていて、その敷居を跨ぐと庖厨であった。
— 田中貢太郎 『春心』 青空文庫
東向きの腰高窓には、もう冬といっていい十一月末の日が熱のない強い光を射つけて、アメリカから買って帰った上等の香水をふりかけた匂い玉からかすかながらきわめて上品な芳芬を静かに部屋の中にまき散らしていた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
」 と吠えて、立ちあがりさうにすると、二人は、かんばんの腰高障子を蹴破つて遁走してしまつた。
— 牧野信一 『心象風景(続篇)』 青空文庫
その梧の木を背中にして、お留がなにか小声で亭主と話していたが、その様子がどうも穏やかでないらしく、普通の相談事でないように見えたので、半七は半分しめ切ってある腰高の障子に身をかくして、二人の様子をしばらく窺っていると、夫婦の声は少し高くなった。
— 弁天娘 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
彼は常に腰高な態度で接してくるので、周囲から煙たがられている。
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「そんなに腰高に構えていたら、誰も君に協力してくれないよ。」
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部下に対しても腰高な話し方を改めない部長に、皆不満を抱いている。
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