刻する
こくする
動詞-サ変-特殊動詞-他動詞
標準
to carve
文例 · 用例
すなはち、それらの脆弱な、假初の、地上的なものを、その本質が我々のうちに「見えざるもの」となつて蘇つてくるほど、深く、切なく、熱烈に、我々の心に刻すること。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『ドゥイノ悲歌』 青空文庫
俺を先輩だとして敬意を表してくれる好意はいつでも感謝して居るんだが、それで又いつでも遅刻する。
— 平出修 『畜生道』 青空文庫
それで古来木理の無いような、粘りの多い材、白檀、赤檀の類を用いて彫刻するが、また特に杉檜の類、刀の進みの早いものを用いることもする。
— 幸田露伴 『鵞鳥』 青空文庫
木版は孰れも伊上凡骨が其弟子を督して彫刻する所であつた。
— 木下杢太郎 『本の装釘』 青空文庫
遅刻するとわかりながら、吸っていた。
— 織田作之助 『中毒』 青空文庫
そうして、キリスト教と邪教とをひとしく心に刻するのは正しい議論である、なぜなれば、キリスト教を詐りよそおったユダは悪漢であったと彼は論じた。
— 北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃 『世界怪談名作集』 青空文庫
我友はこれより我にさきの詩を誦せしめて聞き、頗妙なり、羅馬日記に刻するに足ると稱へき。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
というのは、遠い遠い大昔から今に至るまで、ヴァンダーヴォットタイムイティスの彫刻家はたった二つのもの――時計とキャベツと――より他のものを彫刻することができなかったからである。
— THE DIVIL IN THE BELFRY 『鐘塔の悪魔』 青空文庫
作例 · 標準
石工は魂を込めて、記念碑の表面に戦没者の名前を一人ずつ刻した。
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二人の愛の誓いを樫の木に刻したが、長い年月の間にその文字は霞んでしまった。
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「この瞬間を胸に刻するよ」と、彼は卒業証書を握りしめて呟いた。
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標準
to publish
作例 · 標準
学者は長年の研究成果をまとめ、ようやく一冊の学術書として世に刻した。
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その出版社は、埋もれていた古典文学を現代語訳で刻することを企画した。
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「自らの思想を後世に残すため、彼は私財を投じて著作を刻したのである」
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