峨々
がが
形容詞-たる副詞-と
標準
rugged (mountains)
文例 · 用例
「またその身に蘿また檜榲生い」というのは熔岩流の表面の峨々たる起伏の形容とも見られなくはない。
— 寺田寅彦 『神話と地球物理学』 青空文庫
が、しかしその一つ一つが、峨々たる巌、森とした樹立に見えた。
— 泉鏡花 『小春の狐』 青空文庫
大熊山は三次郡の西方にある巌石の峨々と聳えた山で、五十丁ばかりも登った処に三|次若狭守の館の跡だと云う千畳敷と呼ぶ処があった。
— 田中貢太郎 『魔王物語』 青空文庫
御先祖の霊前に近く、覚悟はよいか、嬉しゅうござんす、お妻の胸元を刺貫き――洋刀か――はてな、そこまでは聞いておかない――返す刀で、峨々たる巌石を背に、十文字の立ち腹を掻切って、大蘇芳年の筆の冴を見よ、描く処の錦絵のごとく、黒髪山の山裾に血を流そうとしたのであった。
— 泉鏡花 『開扉一妖帖』 青空文庫
之を見るに四方は峨々たる岩石を以て圍まれたるもの、平地ありて之が底をなす。
— 長塚節 『草津行』 青空文庫
その家は北面の背後を、旭岳に続く峨々たる山脈に囲まれている一方に、前面は切立ったような、石狩本流の絶壁に遮られていて、人間|業では容易に近付けない位置に在るので、ツイこの頃まで、誰にも発見されないままになっていたものらしい。
— 夢野久作 『キチガイ地獄』 青空文庫
その岩石何ぞ峨々たる。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
ジョオゼフ・グランヴィル 私たちはそのとき峨々としてそびえ立つ岩の頂上にたどりついた。
— A DESCENT INTO THE MAELSTROM 『メールストロムの旋渦』 青空文庫
作例 · 標準
山頂付近には峨々たる岩場が延々と続いており、熟練の登山者たちの行く手を険しく阻んでいる。
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朝霧の向こう側にそびえ立つ峨々たる峰々は、まるで俗世を寄せ付けないような峻厳なオーラを放っていた。
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峨々とした山岳地帯を何日も歩き続け、ようやく麓の集落の明かりが見えた時、安堵のあまり膝から崩れ落ちた。
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