共々に
ともどもに
副詞
標準
together
文例 · 用例
嬉しいことも、あつたのですが、回想されては、すべてがかなしい鉄製の、軋音さながらなべては夕暮迫るけはひに幼年も、老年も、青年も壮年も、共々に余りに可憐な声をばあげて、薄暮の中で舞ふ蛾の下ではかなくも可憐な顎をしてゐるのです。
— 亡き児文也の霊に捧ぐ 『在りし日の歌』 青空文庫
救いに来った人々に仔細を話して、七兵衛も共々に其処らを尋ね廻ったが、何分にも暗黒と云い、四辺には森が多いので、更に何の手懸りも無かった。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
‥‥義雄は然し共々に笑ひ興じて遲くまで二人を持て爲して、家から送つて出た。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
返す返すの御親切……関所の手形は仇討の免状と共々に確と所持致しておりまする。
— 夢野久作 『斬られたさに』 青空文庫
唐渡り黒|繻子の丸帯に金銀二艘の和蘭陀船模様の刺繍、眼を驚かして、人も衣裳も共々に、実に千金とも万金とも開いた口の閉がらぬ派手姿。
— 夢野久作 『名娼満月』 青空文庫
奈良原翁が晴れの九州入をする時に、当時二十五か六で、文学青年から禅宗坊主に転向していたばかりの筆者は、思いがけなく到翁の侍従役を仰付けられて、共々に新橋駅(今の汐留駅)に来た。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
師匠と共に藩公の御前へ召出されて共々に勤めた事が度々であった。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
他の草木の根を覆えし、枝葉を枯らして自分のこやしにして終う一方、巻付いて来る蔦蔓から、皮肉に食い込んで来る寄生植物までも引き受けて、共々に盛んに芽を吹き、枝を延ばし、花を咲かせ、実を結んで、大得意になっておる鼻がそれであります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
作例 · 標準
厳しい冬を乗り越え、村の人々と共々に春の訪れを祝った。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
志を同じくする仲間たちと共々に、このプロジェクトを成功させたい。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
苦しみも喜びも家族共々に分かち合って、これまで歩んできた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview