めやも
めやも
助詞
標準
might it be ... No, I guess it's not
文例 · 用例
藁ずきの紙にもあるか君が身は瀧見に行かず雨づゝみするかえし雨雲のおほひかくさば二荒山行きて見るとも多岐見えめやも此夕長塚来りて、雨ふるとも明日は行かん、という。
— 伊藤左千夫 『滝見の旅』 青空文庫
利根の鉄橋を越えて行くに夏|蕎麦をつくる畑|干瓢をつくる畑などあれば埼玉や古河のあたりの夏蕎麥のなつみこめやもおほに思はゞ麥わらをしける廣畑瓜の畑葉かげに瓜のこゝたく見ゆるなど口ずさむ。
— 伊藤左千夫 『滝見の旅』 青空文庫
天つ日の光もわすれ現身の色に溺れて、酒みづきたづきも知らず、酔ひ疲れ帰りし我を、酒のまばいただくがほど、悲しくもそこなはぬほど、酔うたらば早うやすめと、かき抱き枕あてがひ、衾かけ足をくるみて、裾おさへかろくたたかす、裾おさへかろくたたかす、垂乳根の母を思へば泣かざらめやも。
— 北原白秋 『観相の秋』 青空文庫
しかすがに 猛き人は行かざらめやも。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
銀も黄金も玉も何せむに、まされる寶子に如かめやも。
— 林芙美子 『風媒』 青空文庫
名に高き山は多けどこの山の大き眺めにあに如かめやもこの山の海の眺めにたぐへては屋島も鳥羽もなほ如かずけり見渡せば霞の海に紺青の眉のみ描く八十の島山 私がこの前|普賢に上った時、雷雨に逢った事は既記したが、山雨まさに至らんとする前の普賢の印象も、長く忘るる事が出来ない。
— 菊池幽芳 『雲仙岳』 青空文庫
斎藤茂吉氏は何かの機会に「ものの行きとどまらめやも」と歌ひ上げた。
— 芥川龍之介 『本所両国』 青空文庫
斎藤茂吉氏は何かの機会に「ものゝ行きとどまらめやも」と歌い上げた。
— 芥川龍之介 『本所両国』 青空文庫