これ式
これしき
名詞-の形容詞名詞
標準
(something) so small
文例 · 用例
しかし、一生、これ式で押し通したら、また一奇観ではあるまいか、など馬鹿な事を考えながら郵便局に出かけた。
— 太宰治 『親という二字』 青空文庫
ほら、ここに出ている」「よし、これ式の一坪館をつくろうや」 源一は、一つのヒントをつかんだ。
— 海野十三 『一坪館』 青空文庫
アルネ・ボルグのラップタイムはこれ式であった。
— 世界新記録病 『安吾巷談』 青空文庫
これ式の農家は秋田県にも少くないが、二階に張りだし窓のような独特のフクラミをもった藁屋根の中農家が目立つので、新潟県の農村ほど寒々した感じがない。
— 秋田犬訪問記――秋田の巻―― 『安吾の新日本地理』 青空文庫
市井人のかなり多くは自分の弟だの義弟などの新夫人たる人にこれ式の愛情で新婚のハナムケの言葉としがちなものですね。
— その二 大岡越前守 『安吾人生案内』 青空文庫
巷間いたるところにこれ式の酔漢の愛情を見かけることのできる性質のもので、当時二十九という小娘とちがって立派な成人でありながら、ありきたりの市井の人情風俗に知識も理解もないのが淋しいねえ。
— その二 大岡越前守 『安吾人生案内』 青空文庫
ひと部屋は是非これ式にせんならんいうて、その名残りですのや」 応接間の声が、時々、はつきりこつちへ漏れて来る。
— 岸田國士 『泉』 青空文庫
洋服 いや、百姓というもんは、どこの百姓でもこれ式ですよ。
— 三好十郎 『斬られの仙太』 青空文庫
作例 · 標準
彼の才能は、これ式(これしき)のものではない。もっと大きな舞台で活躍できるはずだ。
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これ式(これしき)なことで悩むのは時間の無駄だ。
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彼がこれ式(これしき)な謝罪しかできないことに、私は落胆した。
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