紛える
まがえる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to imitate
文例 · 用例
ところがある日三十疋のあまがえるが、蟻の公園地をすっかり仕上げて、みんなよろこんで一まず本部へ引きあげる途中で、一本の桃の木の下を通りますと、そこへ新らしい店が一|軒出ていました。
— 宮沢賢治 『カイロ団長』 青空文庫
あまがえるは珍らしいものですから、ぞろぞろ店の中へはいって行きました。
— 宮沢賢治 『カイロ団長』 青空文庫
すると店にはうすぐろいとのさまがえるが、のっそりとすわって退くつそうにひとりでべろべろ舌を出して遊んでいましたが、みんなの来たのを見て途方もないいい声で云いました。
— 宮沢賢治 『カイロ団長』 青空文庫
」 とのさまがえるは粟つぶをくり抜いたコップにその強いお酒を汲んで出しました。
— 宮沢賢治 『カイロ団長』 青空文庫
」 さてこんな工合で、あまがえるはお代りお代りで、沢山お酒を呑みましたが、呑めば呑むほどもっと呑みたくなります。
— 宮沢賢治 『カイロ団長』 青空文庫
もっとも、とのさまがえるのウィスキーは、石油|缶に一ぱいありましたから、粟つぶをくりぬいたコップで一万べんはかっても、一分もへりはしませんでした。
— 宮沢賢治 『カイロ団長』 青空文庫
」 そのうちにあまがえるは、だんだん酔がまわって来て、あっちでもこっちでも、キーイキーイといびきをかいて寝てしまいました。
— 宮沢賢治 『カイロ団長』 青空文庫
とのさまがえるはそこでにやりと笑って、いそいですっかり店をしめて、お酒の石油缶にはきちんと蓋をしてしまいました。
— 宮沢賢治 『カイロ団長』 青空文庫
作例 · 標準
子猫は母親の鳴き声を上手に紛えようとしていた。
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彼はベテラン俳優のように、様々な声色を紛えられた。
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その偽物は、本物そっくりに紛えられていたため、素人には見分けがつかなかった。
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