関三
せきぞう
名詞
標準
文例 · 用例
吹屋は名代七枚に而、秀桂秀調関三常世片市半四郎紫若也。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
俳優は関三に団蔵、粂三郎、それに売出しの芝翫、権十郎、羽左衛門というような若手が加わっているのだから、馬鹿に人気が好い。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
二番目は堀川の猿まわしで、芝翫の与次郎、粂三郎のおしゅん、羽左衛門の伝兵衛、おつきあいに関三と団蔵と権十郎の三人が掛取りを勤めるというのですから、これだけでも立派な呼び物になります。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
わたしが覚えてからの市村座は、先代の中村|芝翫を座頭にして、中村福助、片岡|我童、市川権十郎、関三十郎などの顔ぶれで、我童と権十郎とが殆んどおなじような位置を占めている人気争いの両花形であった。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
○十二月十八日、三代目関三十郎死す、六十六歳。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
八畳、四畳半、玄関三畳――間数はこの三間で、家の形ちは正長方形である。
— 牧野信一 『悪筆』 青空文庫
名古屋の若宮の芝居では八代目市川団十郎が一興行を終わったところであったけれども、橘町の方には同じ江戸の役者|三桝大五郎、関三十郎、大谷広右衛門などの一座がちょうど舞台に上るころであったという。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
若い侍は、仙波八郎太の倅、小太郎で、読んでいる書物は、斉彬から借りた、小関三英訳の「那波烈翁伝」であった。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫