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読終

よみおわり
名詞
1
標準
文例 · 用例
主文を読終ると裁判官が椅子を離れるとの間は、数へることも出来ない短い時間であつた。
平出修 逆徒 青空文庫
読終ると、てんでに色々な註文や批評を持出す。
中島敦 光と風と夢 青空文庫
書簡、雑誌等を一通り読終った後、欧羅巴にいる人達と私との間の考え方の距離が益々大きくなって来ていることを感じる。
中島敦 光と風と夢 青空文庫
が、書いてあるのは唯十二三行しかないので、直ぐに読終へて了ふ。
石川啄木 病院の窓 青空文庫
読終へて再読み出す。
石川啄木 病院の窓 青空文庫
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 八月四日の午後四時頃、大森山王の一角、青空に輝く樫の茂みと、ポプラの木立に包まれた轟邸の玄関の豪華を極めた応接室で、接待用らしいMCCを吸いながら、この夕刊記事に額を集めていた二人の巡査が、同時に読終ったらしく顔を上げた。
夢野久作 二重心臓 青空文庫
細君は手紙を読終って巻きかえしながら、「出て来たのですね」「うむ」「ずっと東京に居るんでしょうか」「手紙に書いてあるじゃないか、すぐ帰すッて……」「帰るでしょうか」「そんなこと誰が知るものか」 夫の語気が烈しいので、細君は口を噤んで了った。
田山花袋 蒲団 青空文庫
二葉亭の日記に由ると、第三篇の発表された『都之花』を請取った時は手がブルブル慄えて、歩きながら読んで行く中に忽ち顔色が変って、「これほど拙ないとは思わなかった、印刷して見ると我ながら拙なくて読むに堪えない」と、読終った時は心が早鐘を突く如くワクワクして容易に沈着いていられなかったとある。
内田魯庵 二葉亭四迷の一生 青空文庫