勿体をつける
もったいをつける
表現動詞-一段
標準
to put on airs
文例 · 用例
だが、動物も人間となると、勿体をつける必要が生じて来るのだ。
— 葉山嘉樹 『氷雨』 青空文庫
勿体をつけるためにあんな長たらしい物語などしやがつたんだな、(活動写真でやれ手を握られたとか、嫌らしい男がひとの顔をジロジロ眺めてそりや気味が悪かつたのよなどゝ貞操にかこつけて無貞操な自惚れをよく云ふやうな道子だから。
— 牧野信一 『凸面鏡』 青空文庫
なに、別に勿体をつけるほどの大事件ではありませんがね。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
大層勿体をつけるぢやないか?
— 石川啄木 『札幌』 青空文庫
異人て奴は腕や胸は平気でさらしてゐやがる癖に、寝部屋とか風呂場なんてことに厭に勿体をつけるつて××屋なんかでも厄介がつてゐたが、大事を取りやがると尚ほ見度いつて云ふもんでな――」 庭師の質問の幾個所と風呂番の返答と自慢言葉の大部分は、こゝに記述するのを控へねばならぬ類ひのものだつた。
— 牧野信一 『タンタレスの春』 青空文庫
で、身体に勿体をつける為に、団十郎の舞台を手本にする事に極めた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
ありもせぬ意味をこしらへて句に勿体をつけるは古の註釈家の弊なり。
— 正岡子規 『俳諧大要』 青空文庫
混乱混乱と云って騒ぎ立てるのは、この対抗する反作用的な秩序に勿体をつけるための掛け声なのである。
— 戸坂潤 『日本文化の特殊性』 青空文庫
作例 · 標準
勿体をつけることなく、彼は率直に意見を述べた。
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「勿体をつけるのはやめて、本当のことを言いなさい。」
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彼は勿体をつけるのが好きで、いつも何かを隠しているように見えた。
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