焼け死ぬ
やけしぬ
動詞-五段-ナ行動詞-自動詞
標準
to be burnt to death
文例 · 用例
大火が起れば旋風を誘致して焔の海となるべきはずの広場に集まっていれば焼け死ぬのも当然であった。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
助けて下され焼け死ぬる、蜻蛉は藺草に縋りつく。
— 北原白秋 『とんぼの眼玉』 青空文庫
婦人はもうこれなり焼け死ぬものと見きわめをつけやっと帯や小帯をつないで子どもをしばりつけて川の上へたぐり下し、下を船がとおりかかったらその中へ落すつもりでまっているうちに、つい火気で目がくらんで子どもをはなしてしまい、じぶんも間もなく橋と一しょに落ちこんで流れていったのだと話していました。
— 鈴木三重吉 『大震火災記』 青空文庫
そうなったら――そこはすでに、両面に火の手をひかえており、後は海なので――何万人というひなん者は、まったく被服しょうのざん死者と同じように、ことごとく焼け死ぬか海へおちてでき死するかして、一人もたすからなかったはずです。
— 鈴木三重吉 『大震火災記』 青空文庫
「あゝ、とう/\これなり焼け死ぬのか。
— 鈴木三重吉 『一本足の兵隊』 青空文庫
それより、咽喉がかわいた、水を一ぱい持って来い」「だめです、そんな暢気なことを云ってちゃ、焼け死にます、早く起きてください」「酒を飲んで焼け死ぬる奴があるか、水を持って来い」 火はもうその時|華表に燃え移っていた。
— 田中貢太郎 『火傷した神様』 青空文庫
大火が起これば旋風を誘致して炎の海となるべきはずの広場に集まっていれば焼け死ぬのも当然であった。
— 寺田寅彦 『からすうりの花と蛾』 青空文庫
そこまで落ちたら焼け死ぬ外はありません。
— 有島武郎 『僕の帽子のお話』 青空文庫
作例 · 標準
火の回りが早すぎて逃げ遅れ、アパートの住民が数名焼け死ぬという痛ましい事故が起きた。
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戦時中の記録には、火炎放射器によって多くの兵士が焼け死ぬ惨状が記されている。
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山火事に巻き込まれた野生動物たちが、逃げ場を失って焼け死んでいくのを見るのは耐え難い。
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