闊達自在
かったつじざい
名詞形容動詞
標準
broad-minded and free in disposition
文例 · 用例
闊達自在、いささかの道学者|臭も無いのに子路は驚く。
— 中島敦 『弟子』 青空文庫
高邁にして自由な精神とは「自分の感情と思想とを独立させて冷然と眺めることの出来る闊達自在な精神」であるとして横光氏によって提出されたのである。
— 宮本百合子 『今日の文学の展望』 青空文庫
しかし、それが必ずしも客観的な望ましき内容に於ける闊達自在の活動であるかどうかということに就いては自ら異る見解もあろう。
— 宮本百合子 『今日の文学の鳥瞰図』 青空文庫
闊達自在であり、そのように生活し創作することを希わないというような人間が、この世に在り得るだろうか。
— 宮本百合子 『プロ文学の中間報告』 青空文庫
誰しもそれこそのぞましい事情と思うのであるが、闊達自在という文学を頭の中で、或は感情の中で、描き想い翹望することと、今日の現実の社会関係の下で、プロレタリア作家が、闊達自在に生きるということとの間には、種々微妙なものが横わっている。
— 宮本百合子 『プロ文学の中間報告』 青空文庫
一般の読者の中には、現実生活の重苦しさにげんなりした心持をプロレタリア文学の闊達と称せられない有様に結びつけ、その評言を当っているように思い、つづいて昨今青野季吉氏によっていわれている闊達自在論をそれなりによしと感じるひとがあるかも知れない。
— 宮本百合子 『プロ文学の中間報告』 青空文庫
」といわせ、その自由の内容を「自由というのは自分の感情と思想とを独立させて冷然と眺めることのできる闊達自在な精神なんだ。
— 宮本百合子 『一九三四年度におけるブルジョア文学の動向』 青空文庫
ビヤホールで、賢くも確りもしていない善作に向い久内である作者が説明した自由の「自分の感情と思想とを独立させて冷然と眺めることのできる闊達自在な精神」なるものは、そうして見ると、動的なものではなくて、ある身構えによって輪廓づけられているところの日本的な虚無感の充実にすぎぬという結果が出て来るのである。
— 宮本百合子 『一九三四年度におけるブルジョア文学の動向』 青空文庫
作例 · 標準
彼の絵画は、闊達自在な筆致で見る者を魅了する。
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老学者は、既成概念にとらわれず闊達自在な議論を展開した。
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そんな闊達自在な生き方に、若い頃から憧れていた。
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