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矢場女

やばおんな
名詞
1
標準
prostitute in a brothel disguised as an archery range
文例 · 用例
勿論人の妻なるものも、吾人が商となり工となり、はた農となるが如く、女性が此世に処せむと欲して、択ぶ処の、身過の方便には相違なきも、そはたゞ芸妓といひ、娼妓といひ、矢場女といふと斉しく、一個任意の職業たるに過ぎずして、人の妻たるが故に婦人が其本分を尽したりとはいふを得ず。
泉鏡花 醜婦を呵す 青空文庫
ああ、淑女の面の醜なるは、芸妓、娼妓、矢場女、白首にだも如かざるなり。
泉鏡花 醜婦を呵す 青空文庫
然れども彼の面の醜なるを恥ぢずして、却つてこれを誇る者、渠等は男性を蔑視するなり、呵す、常に芸娼妓矢場女等教育なき美人を罵る処の、教育ある醜面の淑女を呵す。
泉鏡花 醜婦を呵す 青空文庫
津の国屋の親戚で、下谷に店を持っている池田屋十右衛門、浅草に店を持っている大桝屋弥平次、無宿のならず者熊吉と源助、矢場女お兼、以上の五人は神田の半七と桐畑の常吉の手であげられた。
津の国屋 半七捕物帳 青空文庫
お安の幽霊に化けたのは、浅草のお兼という矢場女で、見かけは十七八の初心な小娘らしいが、実はもう二十を二つも越しているという莫蓮者で、熊吉の世話でこれもこの一件の徒党に加わったのであった。
津の国屋 半七捕物帳 青空文庫
矢場女と一口に云いますけれど、江戸のむかしは、矢場女や水茶屋の女にもなか/\えらいのがありまして、何処の誰といえば世間にその名を知られているのが随分あったものです。
岡本綺堂 三浦老人昔話 青空文庫
これは慶応の初年のことですが、そのころ芝の神明の境内にお金という名代の矢場女がありました。
岡本綺堂 三浦老人昔話 青空文庫
矢場女をやめて、弟の仕送りで気楽に暮して行かれるのは結構ですが、お金には内緒の男がいる。
岡本綺堂 三浦老人昔話 青空文庫
作例 · 標準
江戸の浮世絵には、矢場女の艶やかな姿が描かれているものも多い。
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彼女は矢場女として、厳しい世の中を懸命に生きていた。
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物語の中で、主人公は過去に矢場女だった女性と再会する。
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