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空間感覚

くうかんかんかく
名詞
1
標準
sense of space
文例 · 用例
生理学者E・H・ヴェーバー(†1878)によれば、空間感覚は、特殊の神経や感覚内容の一群に基くのではなくて、一般的に視神経と触神経とに於ける神経の固有な配置によって生じる、夫は一般感覚だと云うのである(感覚圏の説)。
戸坂潤 現代唯物論講話 青空文庫
――だがシュトゥンプフによれば、この根源的な空間感覚――今簡単のためにそう呼ぼう――も、それだけで独立しては意識されない。
戸坂潤 現代唯物論講話 青空文庫
丁度他の所謂感覚が強度や持続と結びついて始めて意識に登るように、空間感覚は他の感覚――例えば色彩――と結び付いて初めて意識される。
戸坂潤 現代唯物論講話 青空文庫
この部分的内容としての空間感覚は併し、今の全体的な内容から、又は他の部分的な内容から、抽象されているという点で、之等のものから区別される。
戸坂潤 現代唯物論講話 青空文庫
こうやって――今の場合――空間感覚は色彩感覚と結合して初めて意識に上ることが出来る、そうシュトゥンプフは説くのである。
戸坂潤 現代唯物論講話 青空文庫
処が、吾々によれば、もしシュトゥンプフの空間感覚の主張に止まるならば、空間表象の根源性は成り立たなくなる。
戸坂潤 現代唯物論講話 青空文庫
空間表象を根源的なものとして知るためには、であるから、空間感覚(又は空間知覚)というような心理学的範疇を乗り越えなくてはならない。
戸坂潤 現代唯物論講話 青空文庫
空間表象は、空間感覚又は空間知覚の概念によっては、充分に云い表わされることが出来なかった。
戸坂潤 現代唯物論講話 青空文庫