雑類
ざつるい
名詞
標準
文例 · 用例
これは九州において雑類と呼ばれた肥人が、最後まで取り遺されたと思わるる球磨川の上流地方に、かつては熊県と呼ばれ、今に球磨郡の名の存するのと同一状態の下に解すべきである。
— 喜田貞吉 『「ケット」と「マット」』 青空文庫
そもそもこの二個の機関は人生と同時に社会に出で来たり、また同時に発達したりといえども異種雑類たがいに相混合するは事物のいまだ進化せざる以前の本色にして近古に至るまでほとんどその区別を見るあたわざるがごときものあり。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
賦役令に夷人雜類の調役に關する規定あり。
— 喜田貞吉 『蝦夷とコロボツクルとの異同を論ず之に潜みて』 青空文庫
義解に解して曰く、「夷とは夷狄なり、雜類は亦夷の種類なり」と。
— 喜田貞吉 『蝦夷とコロボツクルとの異同を論ず之に潜みて』 青空文庫
雜類とは夷人の雜類を謂ふのみ」と。
— 喜田貞吉 『蝦夷とコロボツクルとの異同を論ず之に潜みて』 青空文庫
「夷人雜類とは、毛人、肥人、阿麻美人等の類を云ふなり。
— 喜田貞吉 『蝦夷とコロボツクルとの異同を論ず之に潜みて』 青空文庫
而して、更に、夷人雜類とは一か二かの問を設けて、「本一にして末二なり、たとへば、隼人、毛人の本土、之を夷人と謂ふなり。
— 喜田貞吉 『蝦夷とコロボツクルとの異同を論ず之に潜みて』 青空文庫
此等の華夏に雜居する、之を雜類と云ふなり。
— 喜田貞吉 『蝦夷とコロボツクルとの異同を論ず之に潜みて』 青空文庫