運送屋
うんそうや
名詞
標準
forwarding agency
文例 · 用例
私の女を私から奪略した男の所へ、女が行くといふ日、実は私もその日家を変へたのだが、自分の荷物だけ運送屋に渡してしまふと、女の荷物の片附けを手助けしてやり、おまけに車に載せがたいワレ物の女一人で持ちきれない分を、私の敵の男が借りて待つてゐる家まで届けてやつたりした。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
その牛は荷車を牽く運送屋の牛であった。
— 梶井基次郎 『雪後』 青空文庫
荷物を配達先へ届けると同時に産気づいて、運送屋や家の人が気を揉むうちに、安やすと仔牛は産まれた。
— 梶井基次郎 『雪後』 青空文庫
)の近所の或運送屋(?
— 石川啄木 『悲しき思出』 青空文庫
貴女も、お忙しいでっしゃろさかい……」 言うているうちに、君枝はふと、自分も看病の合間に運送屋の手伝いをして見ようかと思った。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
やや、開けた山裾、家があちこち、みんな日の丸の旗を掲げた、つい前もお祭り気分の運送屋、毛糸がありますと、貼り紙した店の横の雨戸袋。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
恐縮して帰って行くその女運転手の後姿を見ながら、君枝はふと、自分も看病の合間に運送屋の手伝いをしてみようかと思った。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
豹一はその夜のうちに荷物を纒めて朝運送屋へ頼み、午頃「ヴィクター」で赤井と、野崎の二人と落合った。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
作例 · 標準
例句