舟路
しゅうろ
名詞
標準
sea route
文例 · 用例
いかに心ゆく舟路ぞや。
— 大町桂月 『常磐の山水』 青空文庫
浦賀より房州にゆく舟路は、東京灣の口を横切ることなれば、浪あらく、舟うごくこと甚し。
— 大町桂月 『房州紀行』 青空文庫
それに面白いことには、主として大阪と往来した舟路の舟着のさまが描かれてあることである。
— 田山録弥 『西鶴小論』 青空文庫
その舟路を右にし、またこれを左にし、浪に激し風に逆らい、数十百里の海を経過するも、その直達の路を計れば、進むことわずかに三、五里に過ぎず。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
長く、かすけく、また遠く今はたつゞく一ひゞき呼ぶか閻浮の魂の聲かの永劫の深みより、「われも浮世のあらし吹く波間にうきし一葉舟入江の春は遠くして舟路半ばに沈みぬ」と。
— 土井晩翠 『天地有情』 青空文庫
そしてその山際の寺泊のあたりが佐渡と結ぶ昔の舟路であったし、直江津から北へのぼるにも概ね海路を辿っていた往昔、ちょうどこの角海のあたりに海賊部落があったと考えるのはむしろ非常に適切だ。
— 第二回 富山の薬と越後の毒消し≪富山県・新潟県の巻≫ 『安吾新日本風土記』 青空文庫
この短い舟路のあいだに、私は、モン・ブランの頂で電光がじつに美しい形にひらめいているのを見た。
— FRANKENSTEIN, OR THE MODERN PROMETHEUS 『フランケンシュタイン』 青空文庫
江戸時代に紅葉の名所とされ、江戸から行徳へ、深川から舟路、それから一里半徒歩で市川を經て眞間山へ遠足した。
— 阪井久良伎 『眞間名所』 青空文庫