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舵機

だき
名詞
1
標準
文例 · 用例
ランプのカップからランプが踊り出る、舵機は非常にその効力を減じられる。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
そこには、ブリッジからあやつるスティームギーア(蒸気|舵機)の鎖と、そのカバーとの間に、わざとのように、水夫見習いが、右半身をうつ伏しにもぐり込ませていたのであった。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
小倉は、水夫見習いが楽に出るようにと思ったのであったが、しかし舵機は同位に船首を保つために、一刻も放擲しては置けなかった。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
自動車の運転手がそのハンドルを絶えず、回しているように、汽船の舵機も、前のコンパスとにらめっくらをしながら、絶えず、回され調節されていた。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
「ハールポール」と船長は、舵機をあやつっている小倉の前へ来て、飛び上がりざま叫んだ。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
あの航海に、舵機の鎖とカバーの間に食い込まれたんだよ」ボーイ長はあの時の様子を、ここで初めて語り始めた。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
その時に舵機ががらがらと動いたもんだから、私ゃ鎖に食い込まれてしまって、カバーの中へからだを半分入れたらしいんだよ。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
眞正面から突進して來る海蛇丸と、我が弦月丸との距離は最早一千|米突に船の航路で、千島艦とラーヴエンナ號事件の實例を引く迄もなく、少しく舵機の取方を船長も一等運轉手も度を失つて、船橋を驅け上り、驅け降り、後甲板に馳せ、前甲板に跳り狂ふて、聲を限りに絶叫した。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫