小田原評定
おだわらひょうじょう
名詞
標準
fruitless discussion
文例 · 用例
」と渠を引寄せて頸環に結べる紙片を取り、灯影に透かして、読めば曰、小田原評定に過ぎず候「可し。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
(彼の件)を見届け候以上は此の家に最早用は無之且つ居ては御身危く候まま、明日にも暇をお取りなさるべく候―― 細字をもって認めたる警戒は、此方より「小田原評定|云々。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
小田原評定の場合なぞ、真中へ出て理屈をこねまわしている鼻が案外無責任らしく見える一方に、隅っこで黙って聞いている鼻が却って頼もし気に見える事なぞはよくあります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
小田原評定なんて云う言葉の起った所以である。
— 菊池寛 『小田原陣』 青空文庫
とにかく、小田原陣は、烈しい戦争はなかったにしろ、今に「小田原評定」なと云う言葉が残るのだから、秀吉にとっても相当苦心の長陣であり、日本中の関心の的であったのであろう。
— 菊池寛 『小田原陣』 青空文庫
いまだに何の使者も大広間から来ぬところを見ると、相変らず老人達が小田原評定の最中と見ゆる。
— 佐々木味津三 『十万石の怪談』 青空文庫
このへんから会議は、所謂小田原評定的な調子を露呈するに至った。
— 海野十三(丘丘十郎) 『地球発狂事件』 青空文庫
小田原評定をつづけていた世界連合の臨時緊急会議も漸く肚が決まったらしく、テレビジョン偵察の快挙を支持し、なおこれが更に積極的なる平和的解決に利用されるようにアメリカ当局に対して要請するところがあった。
— 海野十三(丘丘十郎) 『地球発狂事件』 青空文庫
作例 · 標準
例句
ウィキペディア
小田原評定(おだわらひょうじょう)は、戦国大名の後北条氏における重臣会議のこと。月2回開かれ、諸事を決した行政機構である。
出典: 小田原評定 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0